20歳以下の南米最強の若手チームを決める大会 スダメリカーノU20  sudamericano sub 20


20歳以下の南米最強の若手チームを決める大会 スダメリカーノU20  sudamericano sub 20

2015年年明けから始まったアジアサッカー最大級のイベントアジアカップ2015で日本もといアジア中が湧いている中

その裏側?南米・ウルグアイでは、それには及ばないもののちょっとした盛り上がりを見せている若手選手たちの大会がある。

その名はスダメリカーノU20



スペイン語ではcampeonato sudamericano sub 20
英語ではU-20 South American Championship 2015と表記。


20歳以下の南米のナショナルチーム最強を決める大会で、
2015年1月14日~2月7日までウルグアイで実施されており、南米中の優秀な若手選手たちが一堂に集って競い合う、コパアメリカのミニチュア版ともいえるもの。

参加国は10。
開催国のウルグアイ、前回優勝国のコロンビア
そしてアルゼンチン、エクアドル、チリ、パラグアイ、ペルー、ブラジル、ベネズエラ、ボリビア

大会の形式は2ステージ制で、10のチームは第一ステージであるグループリーグA、Bの2つに分けられ、
そのうちの上位3チーム、計6チームが第2ステージのファイナルグループステージに進み優勝を争う。

大会上位に入賞すると、2015年ニュージーランドで開催予定のU20ワールドカップの出場権、
そして優勝するとそれに加えリオ五輪の出場権という特典が付いてくる。


ちなみにこの大会は前回は2013、その前は2011、2009、2007とほぼ2年間隔で開催されるものになっており、
各大会で活躍した選手の中で、記録が残っている得点ランキング上位に入った選手を簡単におさらいしてみる。

2007
得点王 エディソン カバー二(PSG)
アルトゥーロ ビダル(ユベントス)
ニコラス メディナ
パト
ルーカス レイヴァ(リバプール)


2009年
得点王 アベル ヘルナンデス(ハル)
エドゥアルド サルビオ(ベンフィカ)
ドゥグラス コスタ(シャフタール)


2011年
得点王 ネイマール(バルセロナ)
ファクンド フェレイラ(ニューカッスル)
ファン イトゥルベ(ローマ)
ルーカス モウラ(PSG)

MVPはペドロ・フランコ(ベシクタシュ)

2013年
得点王 二コ ロペス(ヴェローナ)
ファン キンテロ(ポルト)
ニコ カスティージョ(マインツ)
ディエゴ ロラン(ボルドー)
デルリス ゴンサレス(バーゼル)
ルシアーノ ビエット(ビジャレアル)
フィリペ アンデルソン(ラツィオ)

 MVPはファン キンテロ(ポルト)


振り返って見ると数多くの南米のスター選手が名を連ねており、ここでの活躍を足掛かりにヨーロッパにステップアップしていく選手も多数いる。
そうしたことからこの大会は若手選手の見本市にもなっていて、ヨーロッパのクラブは原石を発掘しようとこの大会に目を向けている。

そして今大会でブレイク、もしくはその足掛かりをつかみそうな選手について
既にグループステージは終わり
第一ステージを勝ち残った6チーム(アルゼンチン、ウルグアイ、ブラジル、コロンビア、パラグアイ、ペルー)
の中から今更ながら紹介していく。


アルゼンチン

FW ジョバンニ シメオネ Giovanni Simeone

アトレティコマドリー監督ディエゴ・シメオネの息子。鼻が父と瓜二つ。
ここまで3度の一試合2ゴールを含めた7ゴールで得点ランクトップを走り、破壊力抜群なアルゼンチンの攻撃の核になっている。
偉大な選手の息子というだけではなく、実力でも注目を集めており、もしかするとここから大ブレイクするかもしれない。

FW アンヘル コレア  Angel Correa

運動量豊富でエネルギッシュなMF。個の打開力、ドリブル、パス、シュートと高い攻撃センスを備えるアルゼンチンのキープレーヤー
アルゼンチンリーグ・サンロレンソの主力メンバーとして2014年にリーグ優勝、またリベルタドーレス(南米クラブ最強決定戦)でも優勝し数多くの実績を残している超有望株で、
実績・実力ともに同世代の中では頭一つ抜けた存在。
冬の移籍市場でアトレティコマドリー移籍が決定。


GK アウグスト バタージャAugusto Martín Batalla

マルコ・アセンシオ、マルティン・ウーデゴールに続き、レアルマドリーが将来の投資として関心を寄せる、U20アルゼンチンの18歳の正守護神。


DF エマニュエル ママーナ Emanuel Mammana
アルゼンチンA代表に18歳で招集歴のあるCB。


FW レオナルド スアレス  Leonardo Gabriel Suárez
とても機敏な選手でシュート、ドリブルともに切れ味鋭い。
冬の移籍市場でビジャレアル移籍が決定。





ウルグアイ
FW ロドリゴ アマラル Rodrigo Amaral 

今大会のウルグアイのサプライズ。
17歳という若さ、そしてリーグ出場がほとんどないながら、ウルグアイ国内リーグで実績を残している優秀なアタッカーたちを押しのけて度々スタメン入りしており、
的確な状況判断力、落ち着いたプレーで数多くの得点チャンスを生み出している。


CDM マウロ アランバリ Mauro Arambarri
献身的な守備姿勢が持ち味。
また、重要なシーンでゴールを決める勝負強さを持つ、開催国ウルグアイの”持ってる”選手。
スペイン・マラガが関心を寄せている。
 El club negocia con Mauro Arambarri
「マラガはアランバリをめぐって交渉中」


CAM  ガストン ペレイロ Gastón Pereiro
ウルグアイ国内リーグでの実績を引っ提げて開催国ウルグアイの10番をつけるエース。
パス、シュート精度の高さ、そして 190㎝近い身長から繰り出される強烈なヘディングが持ち味の万能選手。


CAM ハイメ バエス Jaime Baez 
ウルグアイリーグの注目株 FW ハイメ バエス Jaime Báez

LB ギジェルモ コトゥーノ Guillermo Cotugno




ブラジル
マルコス キジェルメ Marcos Guilherme
 抜群のスプリント力とシュートテクニックが光る。

CAM ルーカス エバンジェリスタ Lucas Evangelista 
育成に定評のあるウディネーゼ所属。

CB マーロン Marlon Santos da Silva Barbosa
ほぼ全試合に出場中のブラジル不動のCB。

LB カシュ― Caju Wanderson de Jesus Martis

CF ガブリエル バルボサ Gabriel Barbosa Almeida
FCサントスに所属し、ネイマールに次ぐブラジルの次世代のスター候補と謳われる選手だが、i今のところネイマールが残したインパクトほどの結果は残していない。

LW ジェルソン Gerson Santos da Silva








コロンビア
DF アンドレス テージョ  Andres tello
コロンビアの新たなフィジカルモンスター。
2015年冬の移籍市場が開く前から、イタリアユベントスからの関心が寄せられており、水面下で話が進んでいる可能性も。

2015年1月30日 
El juvenil colombiano Andrés Tello ficha por la
「コロンビアの若手アンドレス・テージョがユベントスとサイン(?)」
conmebol.com  (南米サッカー協会)

ハルラン バレラ Jarlan Junior Barrera
ラファエル ボッレ Rafael  Borré






パラグアイ
セルヒオ ディアス Sergio Diaz

パラグアイリーグで15歳にして8ゴールをマークした16歳のパラグアイの神童。
背番号11を背負い今大会最年少ゴールも決めている。
まだ16歳になったばかりということで、出場資格を持つ次大会での活躍も期待できる。




ペルー
アレハンデル スカールAlexander Nasim Succar
セルヒオ ペーニャSergio Fernando Peña


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